この木工製品は、東日本大震災で被災した東松島市仮設住宅のみなさまを中心としたグループが製作いたしました。東松島市の防災集団移転工事で伐採した木材を原料に、環境先進国ドイツで生産された人体に有害なものは一切含まない自然の植物油でつくった自然塗料を使用していますから、お子様でも安心して使用できます。

東松島市の木材を形を変えて身近な道具に
支援いただいた感謝の気持ちを込めて

木の加工は心の癒しにつながるとともに、仕事づくりにもつながっています。防災集団移転工事で伐採した地元の木材を捨てることなく、日常生活のそばに形を変えて置いておけたら、ステキだと思いませんか?木の温もりが好きだという方は、ぜひご家庭や職場などでお使いいただければ幸いです。 
 

震災以前は、漁業や農業など一次産業が盛んだった本市では、完全に復旧復興するまでに時間がかかることに加え、年齢的な要件などもあり、なかなか希望する職業に就くことができない状況が続いています。また、仮設住宅での生活は、困難なことも多く、笑顔が少なくなりがちです。鍋敷きとコースターは、被災した方々が一枚一枚心を込めて手作りで製作したものです。一部、不揃いなものもありますが、作業を通じて、少しずつ笑顔の輪が広がっています。

自動車部品を中心に革新の技術・サービスを世界中で提供するボッシュ・グループから支援いただいた電動工具(糸鋸)を使って加工、制作された商品です。地元の力だけでなく、後ろから支えてくれる多くの皆様が今の東松島を作っています。心より感謝申し上げます。